型枠工事いろは
COLUMN

上層階のスラブや梁を積み上げていくときの支保工

支保工は、スラブや梁を下からささえる支柱の工事です。スラブや梁のコンクリートが固まったら取り外されますが、完全に固まる前に上層階の工事が始まります。そこで、支柱はそのままに上層階を工事します。

上層階を工事する場合、下層階の支柱と同じ場所に支柱を立てて、スラブや梁の荷重がまっすぐ下層階の支柱に伝わるようにします。すると下層階のスラブや梁が変形しないように支持することができます。

さらに下層階の支柱は、少しずつ取り除かれていき、最後は梁を支える支柱が、コンクリートが完全に固まるまで残されます。

取り外された支柱は、上層階に用いられます。