型枠工事いろは
COLUMN

パイプサポートの継ぎ足し

スラブや梁の高さが高くて、パイプサポート1本では長さが足りない場合、パイプサポートを2本まで継ぎ足すことができます。接合部は、4本のボルトか、専用金具で固定します。

スラブや梁の型枠工事では、型枠がコンクリートの重量に耐えられるように、型枠の下側をパイプサポートで補強します。スラブや梁の高さに合わせて、パイプサポートの長さの種類を選択します。パイプサポートは、ピンとネジで長さ調整ができるようになっています。

ところが、現場によっては天井が高すぎて、一番長いパイプサポートでも届かない場合があります。そういった場合は、パイプサポートを継ぎ足して使用します。

パイプサポートの継ぎ足しによる支保工

継ぎ足しできるパイプサポートは2本までです。パイプサポートを継ぎ足す場合は、パイプサポートの受け皿の部分を合わせて、4本のボルトもしくは専用金具で固定します。

高い天井の支保工

体育館やコンサートホールなどの、もっと天井が高い場所のスラブなどを型枠工事する場合には、パイプサポートを継ぎ足すのではなく、足場を組む鋼管枠や、組立て鋼柱(はがねばしら)を用います。この足場の鋼管枠を用いる方法を、枠組式支保工と言います。